コンテンツにスキップ

2. コードベース Q&A

2. コードベース Q&A から始める#

"The easiest way for new users to start with Code. Zero setup needed. Your data stays local." — Boris Cherny, 2025

この原則は 2026 年も変わりません。 むしろ、Claude Code が複雑化した今だからこそ、最初の 1 時間は編集もツールも触らず、ただ質問するだけ で始めるのが最短ルートです。

2.1 なぜ Q&A から始めるのか (再確認)#

  • 編集させないから壊れない
  • ゼロセットアップ — インデックス作成も事前アップロードもなし
  • ローカル完結 — コードは端末から出ず、モデル学習にも使われない
  • プロンプト感覚と、Claude Code の得意・不得意を自然に学べる

Anthropic 社内では、技術系新入社員のオンボーディングで Claude Code に質問攻めをさせる運用が定着し、オンボーディング期間が 2〜3 週間から 2〜3 日に短縮 されたと報告されています。

2.2 プロンプト例 — 講演時のレシピはそのまま使える#

元講演で紹介された 7 つのプロンプト例は、2026 年の Opus 4.7 / Sonnet 4.6 でもそのまま、かつより高い精度で動作します。

How is @RoutingController.py used?
→ 呼び出し箇所と使用パターンを一段深く探索

Why does recoverFromException take so many arguments? Look through git history to answer
Git 履歴を遡って引数追加の経緯を要約 (関連イシューまで追跡)

What did I ship last week?
→ Git ログからユーザー名で絞り込み、今週マージした内容を整形

@ メンション: @path/to/file.py でファイル/フォルダをコンテキストに投入。

2.3 2026 年ならではの Q&A 拡張#

拡張思考キーワード (think, think hard, think harder, ultrathink):

Think hard about why this authentication flow is slow under load.

2026 年では /effort xhigh スイッチと組み合わせることで、さらに深い分析が引き出せます。Opus 4.7 の長時間推論と相性が良いです。

並列サブエージェント (元講演で紹介されたが、2026 年は自作も可能に):

Use 3 parallel agents to explore different angles of how the payment module handles refunds.

1M token context (Opus 4.6 以降):

Read all files under @src/ and @tests/ and give me an architecture overview.

モノレポ全体を一度にロードできるようになったので、「ファイル選別」のステップ自体が不要になるケースが増えました。

2.4 チーム導入のコツ — 2025 年と同じ#

新メンバーには 必ず Q&A から始めさせる。いきなり編集タスクを振ると「壊れてから教育される」悪循環に陥ります。最初の半日は「質問だけ」を徹底すると、2 日目以降の学習速度が劇的に上がります。